インプラント研修会

2014.05.13

千葉県松戸市小金原しんぽ歯科医院の新保です。
週末の2日間品川のノーベルバイオケア社にて米国コネチカット州開業のデイビッドゲルブ先生の講義、ハンズオンを受講してきました。
スタディーグループの先輩方が企画してノーベルバイオケア社の協力で実現しました。
ゲルブ先生は歯周病専門医で年間1000本のインプラントを一人で埋入しているそうです。
ユダヤ系アメリカ人でご両親がポーランドからナチスのホロコーストを逃れアメリカへ来たそうです。
以前ブログでも紹介したバックリー先生もベトナムからボートピープルとしてアメリカに渡り苦学して歯科医になり大成功されたり、まさにアメリカンドリームは未だ健在のようです。
コネチカット州のハートフォードに診療所があるそうです。この地域は富裕層が多く住む地域で患者さんの多くは金融関係のお金持ちの方のようです。
大学時代に一度行ったことがありますが確かに真っ黒に日焼けし汚いジーンズとT-シャツの僕はマーケットやレストランでじろじろ見られた記憶があります。
アイビーリーグのひとつのイエール大学がニューヘイブンという所に有りメンズファッションで有名なJ-pressの本店に行けてうれしかったのを思い出しました。
講義はもちろん抜歯即時埋入。抜歯と同時にインプラントを埋め込む術式です。
インプラントのかぶせものを綺麗に見せたり掃除しやすくする為には角化歯肉と呼ばれる硬い歯茎や土手の幅が十分無くてはならないのですが、どうしてもかなり悪くなってからの抜歯や何年も歯が無い状態からのスタートではこの条件でない事が多いのです。
ですから世界中のインプラント治療を手がける歯科医は試行錯誤しながら世界中を飛び回って最新の情報を仕入れたり文献を読んだり色々な手技を駆使して良い結果を出そうとしています。
しかしながら全てがうまくいくとは限りません。
特に日本では保険制度の良い点と悪い点が混在しており悪い点のかなり状態が悪くなってからの受診が多いので本当に難しい場合が多いのが現状です。
抜歯即時はこれらの欠点を回避出来る大きなメリットがあります。
おそらく患者さんにとっては外科が一回で済む事でしょう。
元々抜いた穴があるわけですからドリルで掘る穴も少しで済みます。当然腫れや痛み少なくて済みますし。
もう一つその日に仮歯を入れて帰る事が出来る事、ケースにもよりますが当院の場合はOSTELLと言う測定機器の値で予測出来ます。
難しいのは深さや角度のコントロールと歯茎のコントロール
そこを含め2日間みっちり指導してもらう事が出来ました。
使用するインプラントにも適したものが必要です
今回はノーベルバイオケア社リプレイスを使用しました、このメーカは世界一です。当院ではリプレイスの他にもジーマー社のスプライン、アストラ社のオッセオスピード、カムログ社のプロモートと数多くのシステムで一番ベスト名システムを提供しています。
もしご興味ある方はこの治療方について気軽に聞いて下さい。
会場を提供して下さったノーベルバイオケア社皆さん、諸先輩方有り難うございました。
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