60代女性『歯並びが悪くなってきた』歯周病治療にて改善した症例
2023.04
治療前
治療後
年齢と性別 | 60代 女性 |
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ご相談内容 | 歯並びが悪くなってきたとのことで来院。 また疲れると歯が痛くなることが多くなってきたとご相談いただきました。 |
カウンセリング・診断結果 | 拝見したところ 重度の歯周病により全顎が動揺が確認できました。 |
行ったご提案・治療内容 | 先ずは歯周病治療を行い、その後補綴治療を行いました。 歯周病治療では 歯ブラシ指導、フロス、歯間ブラシ指導 SRP ・歯石除去や着色(ステイン)を取り除き歯の表面をきれいにします。(スケーリング) ・歯の表面だけでなく歯茎の中(歯周ポケット内)のプラークや歯石を取り除き歯根を平滑にすることにより歯周ポケットの改善を図ります。 ・SRPは歯根表面をツルツルと滑らかな状態にして、歯垢が溜まりにくい状態にします。 再評価を行い、歯周病の改善を確認 患者の希望により初診より半年後に下顎 3ー3メタルボンド補綴(被せ物)。 8年経過後に上顎 3ー3メタルボンド補綴(被せ物)。 |
治療期間 | 全部で約8年(途中来院が中断した期間あり) |
おおよその費用 | 約90万(税別) |
術後の経過・現在の様子 | 年齢的に補綴治療を躊躇されていたが、治療後は審美面でとても満足されています。 口腔ケアの習慣も身に付き現在はPCR10%以下をキープされている。 |
治療のリスクについて | 歯周病菌のコントロールの為定期的なプロフェッショナルケアが必要です 又、咬み合わせがきつい為、来院ごとに噛み合わせのチェックが必要です |
クリニックより | 初診より20年が経過して、現在は80代。 本人希望で1ヵ月に1度のメインテナンスに通院されています 二次カリエス(虫歯の再発)や、詰め物の脱離、知覚過敏など治療が入ることもありますが、歯周病は進行を食い止められています。 |