スウェーデンマルメ大学
2016.06.30
おはようございます。こちらは朝7時半過ぎ、少し早めに講義がスタートします。
昨晩は講義終了後
マルメ市庁舎において市長主催のパーティーがありました。
以前は数パーセントだった移民が…
ここ数年でマルメ市の人口の3分の1となったそうです。
色々な意味で様々な問題が起きているとの事、
歯科においても色々あるそうです。
朝一の講義はエリクソン先生による歯の磨耗について。
歯科衛生士は別の場所へ移動して実習を行います。
昨日のエリクソン先生の講義で特に印象に残ったのは虫歯のどの段階で治療に介入するかという事。
これはそれぞれの国の事情によって大きく異なる事を知りました。
普段研修に行くアメリカの事情は知っていましたが、その他の国に関してはほとんど知識がありませんでした。
やはり予防先進国の北欧の国においてはなるべく進行を遅らせて最小限の治療介入で済ませるとの事。
日本は保険の制度の関係もあり遅らせるというよりは悪くなり痛みが出てからの受診の割合が多く、出来高払いでその方が歯科医師の収入にもなる事もあり、な中々難しい部分がありますがやはりどちらが正しい道なのかはハッキリしています。
その他スゥェーデンの歯科医療の保険給付についても僕は勘違いをしていて基本的に無料なのは子供だけで、大人に関しては、歯科に関しては自己責任となり個人の負担率が治療の内容によって全額自己負担になる事も多い事を知りました。
詳しいことは後日報告させてもらいますが我々日本人がどちらの方向へ向かって行くのかを真剣に考えなくてはなりません。