キシリトールってなぜ歯にいいの?
2016.11.17
千葉県松戸市小金原 しんぽ歯科医院 衛生士山中です。
今日はキシリトールについて少しお話ししたいと思います。皆さんはキシリトールをご存知でしょうか?ガムとかに使用されている甘味料として使われたりしてますね!良くキシリトールは歯にいいと聞きますが、なぜ歯によいのでしょうか?
キシリトールを摂取すると虫歯になりにくくなります。そもそも虫歯はどのようにして出来るのでしょうか?簡単に言うと、虫歯菌が口の中の食料(主に糖分)を食べて、強い酸性の排泄物を出し、その排泄物によって歯が溶かされ穴が開きます。これが虫歯です。虫歯菌が直接歯を食べているわけではないのです。
人間にとってキシリトールは甘味料で食べ物ですが、虫歯菌にとっては食べ物ではないのです。食べ物ではないので、いくら与えられても食べることができず、酸性の排泄物は出されません。よって、虫歯にならないのです。
食料がなければ虫歯菌も弱って数も減ります。
虫歯菌は直視できませんが、歯垢(プラーク)は虫歯菌がの表面に留まるために作ったものなので、歯垢が多ければ虫歯菌も多いということになります。キシリトールを毎日5g摂取すれば口の中の虫歯菌も減るとされています。そうなれば、歯垢の量も減ります!歯垢は口臭の原因の一つなので、歯垢が減れば、虫歯も口臭も減り良いことだらけですね。
もし、ガムを食べる習慣があるならキシリトール入りのものにする事をオススメします。ただ、ショ糖も含まれているものだと意味がないのでキシリトール100%の物を選びましょう!