ペットボトル症候群
2011.07.12
松戸市小金原しんぽ歯科医院 DH梅澤です。
梅雨があけ、猛暑が続いています。洗濯物が良く乾くのは嬉しいけれど、ちょっと具合が悪くなるほどの暑さです。
こう暑いと冷たい飲み物をたくさん飲みたくなりますね。
近年、若年層を中心に患者が年々増えているペットボトル症候群をご存知ですか?
今日のニュースでも取り上げられていますが、一昔前のペットボトルが出回る前、ビンやカンの飲料水しか売っていなかったときには無かった病気です。
継続して大量にジュースなどの清涼飲料水を摂取することで、血糖値が上昇して血糖値を一定に保つホルモンのインスリンの働きが一時的に低下し、昏睡(こんすい)状態に陥ることもありうる怖い病気です。
部活動などにスポーツ飲料を持参するお子さんも多いと思いますが、この、「ペットボトル症候群」の認知度は驚くほど低いのが現状です。スポーツ飲料に含まれる糖分と塩分は飲めば飲むほどのどが渇くというのもご存じない方が多いです。
衛生士の立場からすると1リットルの清涼飲料水をがぶ飲みすると、角砂糖20個をかじっているのと同じだということも、多くのお母さんに知っていただき、ペットボトル症候群からお子さんを守ってもらいたいと思います。