フルアーチインプラント治療
2026.05.14
千葉県松戸市小金原 しんぽ歯科医院・院長新保です。
火曜日はお休みをいただき、恩師である 五十嵐 一 先生のもとで、先進的なフルアーチインプラント治療のオペ見学・研修に参加してきました。
今回見学したのは、
・トランスネイザルインプラント(鼻腔側インプラント)
・ザイゴマインプラント(頬骨インプラント)
・プテリゴイドインプラント(蝶形骨翼状突起インプラント)
などを併用した、計6本のインプラントによるフルアーチ治療です。
近年、「All-on-4」という治療法が広く知られるようになってきました。
少数のインプラントで固定式の歯を支える治療で、ポルトガルの Paulo Malo 先生によって世界的に広まりました。
しかし長期経過を見ていくと、やはり感じるのは、
「人工的に作った骨よりも、もともと患者さん自身が持つ硬い骨の方が強い」
ということです。
そのため近年は、上顎の深い位置にある硬い骨を利用し、より安定した固定を得る治療へと進化してきています。
もちろん、その分だけ難易度も非常に高くなります。

今回のオペでは、通常のインプラント治療ではあまり使用しない上顎深部の骨へ、正確な位置と角度でインプラントを導く高度な手術が行われていました。
そこで使用されていたのが、X-Guide というナビゲーションシステムです。
術中にインプラントの位置や方向をリアルタイムで確認しながら埋入できるため、非常にシビアなケースで力を発揮します。
さらに、FastMap を用いたデジタルワークフローも見学しました。

Screenshot
従来のような印象材による型取りだけでなく、インプラント位置をデジタルで取得し、そのまま補綴設計へ反映していく流れは非常に印象的でした。
インプラント治療も急速にデジタル化が進んでいます。
今回も非常に学びの多い1日でした。






