ライオンNew Year セミナー

2013.01.21

 
クリニカルコーディネーターの石川です。
今日はライオン主催の新春セミナーに参加しました。
テーマは「健康寿命の延伸を目指して」。
先進国のトップをきって超高齢化社会を迎えた日本。
そこで様々な研究や取り組みをなさっている先生方のお話を伺う事が出来ました。
特に印象的だったのは
京都大学大学院 農学研究科の伏見亨先生による「おいしさの秘密」。
おいしさの理由を科学的に分析し、数値化するとこが出来るようになっている。
今流行のB級グルメも油脂、砂糖、だしの病みつき作用の強い満足感のあらわれということ。
若者がこのような嗜好に慣れることは将来怖いですね。
 
昭和大学歯学部の佐々木洋先生は「口から育つ心と身体」。
「食う」と「食べる」の違いは正に私達の診療室の取り組みの意義を再確認しました。「食う」は生存するための本能的な行為。「食べる」は者、物、霊との相互作用。私達人間だけが持つ「食べる」概念は家庭、地域社会で継承される文化活動であると言う考え方に共感しました。
お口の働きは栄養補給だけでなく、味わう、歌う話すなど人間らしく生きて行くために大切な器官、人生の幸せが入ってくる窓。
明日からまた熱くセルフケアの大切さ伝えられそうです。