技工所見学
2010.09.17
一昨日、自由が丘にある中央歯科補綴研究所へお邪魔してきました。
セラミックの差し歯を製作中の患者さんの打ち合わせと、最新のCAD/CAMを使ったジルコニアの歯科技工の現場にたち合わせていただきました。
自由が丘は少々遠いですが、良い仕事をするには技工士さんとのコミュニケーションがとても大切なのです。
患者さんの情報を出来るだけ沢山技工さんにお伝えして、完成度の高い作品に仕上げていただく。
技工士さんたちが芸術的なまでに細かい作業を丹精こめて行っている現場に出ることは、私たち歯科医師にとっても大変勉強になります。
料理人の方が休みの日を利用して、野菜などの生産者の元へ訪れディスカッションする光景をしばしばテレビで見ますが、それと同じ事です。
自費診療の差し歯やインプラントの被せ物は、こちらと協和デンタルの2件にお願いしているのですが、共に素晴しい技工所です。
腕が確かなのは言うまでもありませんが、社長の理念や経営手腕、スタッフの仕事ぶりは見習うべき点が多く当院も昨年スタッフ全員で見学させていただきました。
中央歯科の木村社長とはKU歯科梅田理事長の紹介でお付き合いさせていただいてます。
この日は、木村さんに差し歯の中では最高ランクのジルコニアを使った被せ物(私やスタッフの石川の前歯もこれですが)の技工室を見せていただきました。
写真でみる通り部屋にパソコンが数台と四角い箱型の機会があるだけのはまるでITの会社の部屋。
最新の技工はCAD/CAMのコンピューター上でデザインして機械が削るので、この様な技工室になっているそうです。
他にもデジタルデンチャーと言うアメリカから来た金属の入れ歯も見せてもらいましたが、これもCAD/CAMの仕事です。一昔前では考えがつかない事ばかりで、驚きました。