LA視察

2014.09.27

千葉県松戸市小金原しんぽ歯科医院の新保です。
先週末から3泊でJAID衛生士コースの最終研修を行うロスアンゼルスへと打ち合わせに行ってきました。
いつものつじむら歯科の辻村先生、レミントン歯科の高橋先生の3名
今回の目的は3月に25名の衛生士を引率して行くに辺り、計画したスケジュールが実際移動の時間等可能かどうか?
また勉強会の講師をお願いする現地の衛生士の方々や見学先の先生方との打ち合わせなど。
委託する現地の上原旅行社の上原さんに実際のスケジュール通り車で移動、食事の店の視察、予約等慌ただしい3日間でした。
上原さんは沖縄生まれの楽しいおばさんで楽しい話を沢山聞かせてくれました。
ネット時代の現在17社有ったリトルトーキョーの旅行会社も今は3社のみ、大変だそうです。
当初、日本の会社に見積もりお願いしたのですが、いくらかは安いものやはり、細かい点で現地の会社でお願いしました。
実際視察してみてもし行かなければバスの止める場所から、徒歩の移動やらどうなったことやら。
業者主催の研修なら営業マンが全てやってくれるのですがその分研修会の費用が高くなり衛生士の負担も大きくなるので全て手弁当。
論文抄読をお願いする2人のベテラン衛生士ジョアン、フェイさんもボランティアで参加してくれます。アンナパティソン(詳しくはしんぽ歯科YouTubeチャンネルでどうぞ!→https://www.youtube.com/watch?v=0COtiVp32BE)という世界的に有名な衛生士の仲間で是非日本の衛生士教育に協力したいと言ってくれています、もちろんしんぽ歯科の衛生士は個別にビシビシしごいてもらう予定です、海外研修経験のない沼田、宇佐見衛生士を近いうちに研修に派遣することに決めました。
また日本の衛生士学校では論文事前に読んでディスカッションする授業は行われておらず、今回はそのような授業をお願いしました。
今回、間をとりもってくれたのは
同じスタディークラブの早田先生、日系のお父様がリトルトーキョーで薬局を営んでいた縁で子供の頃からの知り合いとの事です。
異国の地で日系、日本人皆で助け合いながら暮らしているそうです、色々な苦労を乗り越えてきた歴史がそうさせているのでしょう。
 __ 5     __ 4     __ 3
                                ↑Joan,Faye両衛生士
 __ 2     __ 1      __ 1
        ↑リトルトーキョー
 __ 3     __ 2
今回やっと念願の全米日系人博物館に行く事ができました。

様々な迫害を受け今日の地位を築いた日系人の方々には頭が下がります。

アメリカ軍の部隊で最も多くの勲章をとり、最も死傷率の高かったGo for broke(当たって砕けろ)が有名な442日系人部隊の展示もありました。
大統領以下3番目の地位につき、駆逐艦の名前にもなったダニエル井上の展示もありました。
ドイツ軍との戦闘で右腕を無くし外科医の道を諦め議会の道へ、日系人初の議員としてワシントン議会での初で宣誓する際右手を上げなくてはならないのですが、戦後間も無いこともあり、議員たちの注目の中「私には右手がありません、アメリカ兵としてドイツ軍と戦い無くしたためです」場内は静まり返り 、そこから日系人の地位復活が始まったそうです。感動しました。
清水先生のオフィスはかの有名な従軍慰安婦の像があるグレンデール市に有り、空いた時間に上原さんに連れて行ってもらおうとしましたが、何人かの人に聞いたのですが、誰も知りませんでした(笑)
忙しい3日間でしたがお疲れでした。

 __ 1        __ 2       __ 3
↑全米日系人博物館
 __ 4        __ 5        __ 4 (1)
 __ 1 (1)        __ 2 (1)        __ 3 (1)
 ooo   __ 1  __ 2
↑ダウンタウン近くのレストランでスタッフのお土産を買いました
 __ 3  __ 4  __ 5
 __ 7  __ 8
↑グレンデールにある清水先生の診療所