Facebook『歯科塾』より

2013.05.29

[専門特化で海外からも来院者]

東京都江東区で猫専門の動物病院を経営する服部幸(はっとり・ゆき)先生。服部先生の医院には、国境を越えて、韓国から、はるばる来院する方もいるといいます。

獣医師も歯科医師同様、毎年1,000人前後の合格者を輩出し、動物用CTスキャンの設備投資には1億円ほどかかるなど、開業も一筋縄ではいかないといいます。

そうした中、猫専門医院という専門特化した医院づくりで連日、全国から行列をなしているのが服部先生の経営する東京猫医療センターです。

服部先生の猫専門医療センターは、決して奇をてらったものではなく、「犬と猫が一緒の待合室で待つとき、猫は犬の存在にストレスを強くする」、「動物ごとに身体や血液の数値などレベルがちがうから、一緒くたに診療するとなると、ケアに万全を期せなくなる」という本質的な問題意識から生まれたといいます。

歯科医院を運営するうえでも参考になる、示唆に富んだ話だと感じました。

(参考文献:ウェッジ 2013年6月号)

記事・浦濱隼人
2013/05/29