パイレーツオブカリビアン

2011.05.30

パイレーツ
松戸市小金原しんぽ歯科医院 DH梅澤です
昨日、子供達が大好きなジョニーデップ主演のパイレーツオブカリビアン 命の泉を見に行きました。3Dが良いとの事なのでメガネをかけて鑑賞しましたが、途中からとても目が疲れました。

3Dはとても臨場感があり、楽しいのですが、子供達の間では既にゲームに取り入れられたり、家庭のテレビでも見られるようになったりと、日常的になってきているようです。
しかし、絶対に目に悪い!
ある Anonymous Coward 曰く、
3D 映画や 3D 対応 TV などが世の中に広まってきているが、3D 映像は子供の立体視の発達を妨げる恐れがあるそうだ (Audioholics の記事、本家 /. 記事より) 。

人間の立体視は両眼視差による「両眼視差立体視」というものであるが、これは生まれて目が見えるようになってから 6 歳くらいまでにかけて発達するとされている。3D 映画などはこの立体視を利用して脳が「3D と認識する映像」を見せる仕組みであるが、立体視が発達しきっていない子供に 3D 映像を見せると奥行きの知覚が正常に発達せず、斜視を引き起こす恐れがあるそうだ。

ちなみにセガが 1990 年代に開発していた、バーチャルリアリティを体験できるヘッドセット型機器「Sega VR」が製品化されなかった一因には、子供に 3D 映像を見せることによる健康リスクがあったとのこと。また、3D 対応ゲーム端末「ニンテンドー 3DS」に関しても、任天堂は「目の筋肉が完全に発達していない 7 歳未満の幼児には、3D 映像を見ないように推奨する予定」とのことだ (Game*Spark の記事) 。
しかし、明らかに7歳未満の子供達が夢中になってゲームをしていますよね。
小さな子供達のいうがままにゲームを買い与える大人はこの事実を知っていて買い与えているのでしょうか?とても不安です。