身元確認作業

2011.04.15

松戸市小金原しんぽ歯科DH梅澤です。

歯科医師会でも東日本大震災の被災者の方々への復興支援を行っております。

口腔衛生用品、診療用器具、医薬品の送付を皮切りに全国の県歯科医師会の歯科診療車を被災地に派遣しています。

ただ、歯科診療車では治療に限界があるため、仮設歯科診療所の設置の国庫補助を申請しています。

しかし、一番の協力は身元確認作業です。4月4日現在、日本歯科医師会会員1118名の登録者のうち163名の歯科医師が被災地及び警視庁の要請を受け身元確認作業に当たっています。

又、日歯とは別に被災地の歯科医師会を中心に隣県の歯科医師会等からも多くの会員が現地入りし身元確認に当たっています。

(ただし、福島県に限り自衛隊の歯科チームが身元確認作業に当たっています。)

普段は患者さんの生死に関ることの少ない歯科医療ですが、身元確認作業は歯科医師が行うことがとても多いのです。(口の中の詰物等で本人であるかどうか確認できるため)

健康面、精神面の不安を軽減するため、一人の実働を5日間に短縮することが決定されましたが、過酷な作業だと思います。

一時的なものではなく歯科医療従事者に出来ることを長く続けて行こうと思います。