反対咬合と認知機能

2026.03.18

千葉県松戸市小金原 しんぽ歯科医院です。

今日は受け口(反対咬合)についてお話しします。

受け口とは、上の歯よりも下の歯が前に出ている状態で、噛むバランスが崩れやすい噛み合わせです。

東北大学の研究で、噛み合わせの状態が脳の血流や認知機能に影響する可能性があることが報告されました。

しっかり噛むと脳の血流が増え、脳を刺激します。受け口の場合、噛み合わせのバランスが悪くなるため、咀嚼機能が十分に働かないことがあります。

その結果、長い年月の中で脳への刺激が少なくなり、認知機能への影響が出る可能性があるのです。

もちろん、受け口の人が必ず認知症になるわけではありませんが噛み合わせの状態が長期的な健康に関係する可能性がある以上、決して軽く考えてよい問題ではないと言えるでしょう。

そして重要なのは、受け口は子どものうちに治療するほうが圧倒的に有利だということです。
成長期であれば顎の発育をコントロールしながら改善できる場合が多く、比較的シンプルな治療で済むこともあります。

一方、大人になってからの場合は、顎の骨格が完成しているため、矯正治療が難しくなったり、外科的な治療が必要になることもあります。

もしお子さんが受け口気味であれば、「そのうち治るかもしれない」と様子を見るのではなく、一度専門的なチェックを受けてみることをおすすめします。

噛み合わせは一生使うものです。
お口の健康を守ることは、将来の健康や生活の質にもつながっていきます。