オーラルフレイルと口腔機能訓練が健康寿命を守る

2025.12.15

千葉県松戸市小金原 しんぽ歯科医院 衛生士 渡邉です。

日本歯科新聞に「オーラルフレイルが高齢者の健康寿命を短縮する」という記事が掲載されていました。

オーラルフレイルとは、加齢に伴い噛む・飲み込む・話すといったお口の機能が少しずつ低下していく状態のことです。

歯がそろっていても、噛みにくい、食べこぼしが増えた、滑舌が悪くなったなどの変化が見られることがあります。

記事では、オーラルフレイルが進行すると低栄養や筋力低下を招き、転倒や要介護状態につながりやすくなることが指摘されていました。

お口の機能低下は、全身の健康や生活の質、そして健康寿命に大きく影響する重要なサインなのです。

そこで大切になるのが、口腔機能訓練です。噛む力や舌・唇・頬の筋肉を意識的に使う訓練を行うことで、食べる・飲み込む・話すといった機能の維持や改善が期待できます。これは高齢者だけでなく、将来のオーラルフレイル予防としても有効です。

当院では、定期的なメインテナンスに加え、口腔機能訓練を通じて「いつまでも自分の口で食べ、話し、笑えること」を支える予防歯科に取り組んでいます。気になる症状がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。