陸上自衛隊で活躍する同級生から感じた「口の力」

2025.10.06
千葉県松戸市小金原 しんぽ歯科医院 院長の新保です。
昨日、千葉・京成ホテルミラマーレで開かれた「日本歯科大学関東地区校友会懇話会」に出席しました。
講師は学生時代の同級生であり、現在陸上自衛隊中央病院の歯科部長を務める相羽寿史先生。「陸上自衛隊歯科医官の足跡」と題しての講演でした。
相羽先生は、歯科医官として最高位である一等陸佐(大佐)に昇任された初の歯科医師であり、その歩みは同級生として誇らしく感じました。講演では、東日本大震災や福島第一原発事故での身元確認活動に携わった経験、歯のX線による年齢推定の意義など、歯科の社会的な役割を改めて考えさせられる内容でした。
また、相羽先生は誤嚥性肺炎の研究でも知られ、口腔ケアの重要性を長年発信されています。実は私もこの研究の一部に関わらせていただいたことがあり、その成果が今、医療現場で生かされているのを感じると嬉しく思います。
お口の健康は、災害時や高齢期だけでなく、日々の生活を支える大切な力です。相羽先生の姿勢に刺激を受け、私自身も地域の皆さまの「噛める・話せる・笑える」毎日を守るために、あらためて気を引き締めた一日でした。