お口の健康と命を守るために

2025.08.29

こんにちは。クリニカルコーディネーター石川です。
残暑厳しい日が続いていますが、
早いものでもうすぐ9月を迎えます。

9月1日の「防災の日」を前に、防災用品の
点検や見直しをしておくのはいかがでしょうか。

食事や歯みがきが思い通りにできない避難生活では
歯のトラブルが増える可能性もありますので、
お口の中を清潔に保つケアグッズも
忘れずに用意しておきましょう。

といいますのも、
先日ボランティア活動で能登を訪問したのですが、
その活動を通して改めて
日ごろから防災を意識して生活することの
大切さを痛感しました。

 

ちょうどお盆前に流山市の友人のお誘いで、
流山の「みんなの江戸川キッチン」さんの
能登での子ども食堂活動に参加させていただきました。

ベテランの先輩たちと大鍋で
キーマカレーを160食つくりました。
松浪公民館で地元の皆様が語らいながら
笑顔でお食事されている姿が印象的でした。

能登の地震から 1 年半以上も経ちますが
現地の皆様には今でもさまざまなご苦労、
ご心労があることと思います。
食を通して少しでも、
笑顔と元気をお届けできたならば幸いです。

現地のお寺・萬福寺さんでは
草刈りのお手伝いもさせていただきました。

こういった活動をさせていただく中で、
崩落した橋や亀裂だらけの道にも遭遇。
大災害の爪痕に心が痛みました。

災害時は水がありません。
飲料水は元より、まずトイレの問題が起こります。
避難生活に苦悩される中で
歯科口腔のことを考える余裕は
まったくといっていいほど無くなってしまうはず。

しかしお口のケアが疎かになってしまうと
お口の中の細菌が増え、
誤嚥性肺炎のリスクが高まってしまいます。

過去の阪神淡路大震災では
避難生活で亡くなった高齢者の4人に1人が肺炎、
中でも誤嚥性肺炎が
その多くを占めていたと言われています。

万一に備え、水がなくてもお口の清潔を保てるように
マウスウォッシュやデンタルリンス
歯ブラシといっしょに防災ケースの中に入れておきましょう。

また少ない水でブラッシングをする際は
以下の手順でおこないましょう。

1.30ミリリットルほどの水を用意し、
2.歯ブラシを水に濡らす。
3.歯を磨き、ブラシの汚れはティッシュペーパーなどで拭き取る。
4.最後にコップの水を2~3回に分けてすすぎをする

平常時の備えが、
大災害が起こったときの自分の身を守ります。

いつどこで起こるかわからない災害から
1名でも多くの命が助かるように祈りながら、
私も日々、縁があった人を守れるように
自分ができることを誠心誠意頑張ってまいります。

 

 

 

しんぽ歯科医院
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