インプラント vs. ブリッジ:違いを理解して最適な治療を選ぶ
2024.04.06
歯の代替手法として、インプラントとブリッジは一般的に選択されますが、どちらが最適な治療法なのかを理解することは重要です。この記事では、インプラントとブリッジの違いを詳しく解説し、最適な治療を選ぶ際のポイントをお伝えします。
インプラントとブリッジの基本
1. インプラント
- インプラントは、人工の歯根を顎骨に埋め込む方法です。
- 周囲の歯を傷つけることなく歯を作ることができます。
- 長期的な耐久性があります。
2. ブリッジ
- ブリッジは、欠損した歯の両脇の歯を削り、橋を架けるように歯を作ります。
- 両脇の支持歯に負担がかかります。
- 寿命は通常、数年から10年程度です。
インプラントとブリッジの違い
1. 適用範囲
- インプラントはどの部分にも治療が可能です。
- ブリッジは隣接する歯が健康なことが条件です。
2. 周囲の歯の影響
- インプラントは他の歯に影響を与えません。
- ブリッジは両脇の支持歯を削る必要がります。
3. 耐久性
- インプラントは長期的な耐久性があり、一生持続することができます。
- ブリッジは寿命が限られており、数年から10年程度で交換が必要になることがあります。
4. 耐久性とコスト
- 長期的な耐久性を求める場合は、インプラントが適していますが、コストが高いことがあります。
- すぐに歯を入れたい場合や予算に制約がある場合は、ブリッジが検討されます。
まとめ
インプラントとブリッジは異なる治療法であり、患者さんの状態やニーズによって最適な選択肢が異なります。歯科医師との相談を通じて、自身の状態に合った治療法を選び、美しい笑顔と正常な噛み合わせを取り戻しましょう。
記事の著者
しんぽ歯科医院 院長 新保 城一
しんぽ歯科医院は平成9年の開業当初より一貫して最先端の予防歯科医療の普及に取り組んでまいりました。
最初は治療目的で来院された方も歯科において予防がいかに重要であるかを十分に納得され、現在多くの方々が定期的にメインテナンスを目的として来院されています。
- アメリカインプラント学会
- 日本口腔衛生学会
- 日本歯周病学会
- JAID海外学術担当理事
- USC(南カルフォルニア大学)客員研究員
- ハーバード大学歯学部 リサーチコラボレーター
- 日本大学松戸歯学部歯周病学講座研究生
- 日吉歯科診療所 オーラルフィジシャン認定医
(予防歯科の日本における第一人者、熊谷崇先生に師事)