インプラントを長持ちさせるための治療後の注意点
2024.03.28
インプラント治療は、歯の失機能や見た目の美しさを取り戻す事が出来ますが、長期にわたり持たせるためには治療後の適切なケアが必要不可欠です。この記事では、インプラント治療後に長期的にインプラントを維持するための重要な注意点を詳しく説明します。
インプラント治療後の予防ケア
1. 正しいブラッシングとフロス
治療後は、正しいブラッシングとフロスが必要です。特に歯茎とインプラント周囲を丁寧にケアすることが重要です。歯科医師から適切な歯ブラシやフロスの使い方を学びましょう。
2. 定期的な歯科検診
定期的な歯科検診は、インプラントを持たせるのに欠かせません。早期に問題を発見して対処する必要です。
3. 適切な栄養と生活習慣
健康的な食事と生活習慣は、インプラントを長持ちさせるために必要です。カルシウムやビタミンDを含む栄養素を摂取し、喫煙や過度の飲酒を控えることが大切です。
※カルシウムやビタミンDの栄養素を含む食品と献立の一例を示します。
カルシウムを含む食品
- 牛乳および乳製品(ヨーグルト、チーズ)
- 豆腐
- イモ類(さつまいも、じゃがいも)
- シーフード(しらす、鮭)
- 葉野菜(ほうれん草、ケール)
- 堅果(アーモンド、ヘーゼルナッツ)
ビタミンDを含む食品
- 魚(サケ、マグロ、サバ)
- 魚の肝油
- 卵黄
- シイタケ(紫外線に当たることでビタミンDが合成される)
カルシウムとビタミンDを含む献立の一例
- 朝食: 牛乳とシリアル、卵料理(卵黄を含む)
- 昼食: サラダ(ほうれん草、チーズを含む)、魚のサンドイッチ
- 夕食: 豆腐と野菜の炒め物、サーモン、じゃがいも
以上のような食品をバランスよく摂取することで、カルシウムとビタミンDを補給し、インプラントを長持ちさせることができます
インプラント治療後のトラブル対処法
1. 炎症や感染症への対処
炎症や感染症が発生した場合、早めに相談してください。
正しいケアと衛生習慣
まとめ
インプラント治療後の予防とケアは、治療の成功に欠かせません。正しいケアと定期的な検診を通じて、美しい歯を保ちましょう。
記事の著者
しんぽ歯科医院 院長 新保 城一
しんぽ歯科医院は平成9年の開業当初より一貫して最先端の予防歯科医療の普及に取り組んでまいりました。
最初は治療目的で来院された方も歯科において予防がいかに重要であるかを十分に納得され、現在多くの方々が定期的にメインテナンスを目的として来院されています。
- アメリカインプラント学会
- 日本口腔衛生学会
- 日本歯周病学会
- JAID海外学術担当理事
- USC(南カルフォルニア大学)客員研究員
- ハーバード大学歯学部 リサーチコラボレーター
- 日本大学松戸歯学部歯周病学講座研究生
- 日吉歯科診療所 オーラルフィジシャン認定医
(予防歯科の日本における第一人者、熊谷崇先生に師事)