インプラント治療は痛い?原因や対処法を解説!
2023.09.20
こんにちは、今回は「インプラント治療の痛みとケア」についてお話します。
インプラント治療は痛いと感じるのか、その原因や対処法について詳しく解説していきます。
インプラント治療とは?
インプラント治療は、失われた歯を人工の歯で補うための一つの方法です。基本的には、顎の骨に人工の根(インプラント体)を埋め込み、その上に人工の歯を取り付ける手術です。
痛みの原因:手術とは切っても切れない関係?
・手術中の痛み
手術自体は局所麻酔下で行われるため、多くの場合、痛みは感じませんが術中に痛みが出た際は我慢せず、すぐにお知らせください。
・手術後の痛み
手術後は、麻酔が切れた後に痛みが出ることがありますが、痛み止めを処方しますのでご安心ください。
・アフターケア
手術後のアフターケアは重要です。適切なケアによって、痛みや腫れを最小限に抑えることができます。
①術後の食事
インプラント手術後の痛みに直接影響を及ぼす要素の一つです。
特に硬い食べ物や熱い食べ物は、傷口に刺激を与えて痛みを増幅させる可能性があります。
②術後の運動
運動は血流を促進するため、過度な運動は手術部位に炎症を引き起こす可能性があります。
その結果、痛みが増すことも考えられますので手術当日の運動は控えてください。
③術後のお風呂:湯船につかる際の注意点
湯船に長時間つかると、体全体の血流が増加します。これが手術部位の炎症を引き起こす可能性があります。
短時間のシャワー浴にしてください。
インプラント治療の質を高めるために
・歯科医選び
痛みを最小限に抑えるためにも、経験豊富な歯科医を選ぶことが重要です。医師のスキルが高ければ、手術自体がスムーズに進み、痛みも少なくなる可能性が高いです。
・最新の治療法
インプラントの最新治療法として『CGF(Concentrated Growth Factor)』という再生療法があります。
CGFとは患者さんから採取した血液を遠心分離機という機械にかけることで、フィブリンを集めてゲル状にしたもので、CGFにより、骨や歯ぐきなど歯周組織の再生を促し、不足している骨量を補います。
CGFのメリット
①施術後の出血や痛みの大幅な軽減が期待できる。
②CGFを行うことで、従来であれば骨量不足のためインプラントを入れられなかった症例でも、治療ができるようになります。
③傷口を治すための成長因子と血小板を多く含むため、創傷治癒のスピードが大変速く、従来の手術方法と比較して大幅な治癒期間の短縮や体の負担を軽減することが可能となります。
しんぽ歯科医院でも『CGF』の治療を行っていますので、お問い合わせください。
しんぽ歯科医院ではインプラント治療を安心して受けていただく環境をご用意しています
・看護師が術後のケアをサポートします
当院では術後のケアなども含めて、より安心して治療に臨んでいただけるように看護師が所属しています。
そのほか治療について不安なことやサポートが必要なことがありましたら遠慮なくお申し付け下さい。
・高濃度ビタミンC点滴で免疫を高めます
インプラント周囲炎などの予防をするために高濃度ビタミンC点滴も行っています。術後の治りなども早くなるなどの効果がありますので、ご希望の方はスタッフまでお声かけください。
まとめ
インプラント治療には痛みが伴う可能性がありますが、その原因や程度は多様です。
痛みの対処法としては、適切な麻酔、痛み止めの使用、アフターケアが考えられます。また、痛みを最小限に抑えるためには、経験豊富な歯科医を選ぶこと、最新の治療法を選ぶことも有効です。
口内の健康は全身の健康にも影響を与える重要な要素です。インプラント治療を検討している方は、ぜひともこの記事を参考にして、より快適な治療を受けてください。
当院のインプラント症例
60代女性『入れ歯はやりたくない』奥歯のインプラント治療の症例
30代男性 『銀歯を白くしたい』オールセラミックとインプラント治療、ラミネートべニア治療を行った症例
記事の監修
しんぽ歯科医院 院長 新保 城一
しんぽ歯科医院は平成9年の開業当初より一貫して最先端の予防歯科医療の普及に取り組んでまいりました。
最初は治療目的で来院された方も歯科において予防がいかに重要であるかを十分に納得され、現在多くの方々が定期的にメインテナンスを目的として来院されています。
• アメリカインプラント学会
• 日本口腔衛生学会
• 日本歯周病学会
• JAID海外学術担当理事
• USC(南カルフォルニア大学)客員研究員
• ハーバード大学歯学部 リサーチコラボレーター
• 日本大学松戸歯学部歯周病学講座研究生
• 日吉歯科診療所 オーラルフィジシャン認定医
(予防歯科の日本における第一人者、熊谷崇先生に師事)